高血圧の症状

高血圧になっていても自覚症状が現れないことが多く、米国では「サイレントキラー(静かなる殺人者)」といわれています。

しかも、現れる症状は不定愁訴といわれる他の病気でも見られる症状のため、高血圧症だからといって現れる特徴的な症状が少ないのです。

また、はっきりとした症状も無いまま血管の破損や、梗塞、動脈硬化などが進行し、脳卒中や心臓病、腎臓病といった様々な合併症を引き起こします。

 そういった中で、高血圧症で見られる症状には、脳障害からくる症状として頭重感、頭痛、めまい、耳鳴り、のぼせ、吐き気、嘔吐(おうと)などが見られます。さらに、高血圧症が高度になると手足の脱力感、しびれ、舌のもつれ、意識喪失、言語障害なども見られます。

 また、心臓障害からくる症状として動悸、息切れ、脈の乱れなどが見られます。さらに、高血圧症が高度になると呼吸困難、手足のむくみ、白い泡沫状の痰を伴う咳などが見られます。

 高血圧症が高度になると腎臓が障害を起こしてきますが、そのときに出る症状として手足のむくみ、目の障害として視力低下などがあります。

 さらに高齢者の場合、高血圧の合併症が原因で寝たきりや認知症を招くケースも少なくありません。日本では60歳以上の高齢者の約半数が高血圧症と考えられている為、注意が必要です。